Holy Motors / 2012 / フランス・ドイツ
すばらしかったー!
映画によって映画を描ききっているというか、映画に対するオマージュ。
同時に人間の行為(=動作)がいかに社会的に要請されたものであるかを戯画的に描いているし、1台に1人しか乗っていないリムジンが集まることで、現代に生きる人間の孤独もそこはかとなく浮かび上がらせているという。
途中で何度かはさまれるモノクロ・フィルムはエティエンヌ=ジュール・マレーという人のものだそうで、これを観ると、自分では行為せず、お金で行為を買っている現代という皮肉な見方もできるかも。
音楽もよかったー。特にこの曲↓
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