Cold War / 2012 / 香港
ある日、香港最大の繁華街モンコックで爆破事件が発生し、ほぼ同時に交通事故を処理していた警察官5人が車両ごと誘拐され身代金が要求される事件が発生。海外出張中の長官に代わって捜査の指揮を執るのはリー副長官。誘拐された警官の中には彼の息子も含まれていたためか、リーは非常事態を宣言し、人質救出と犯人逮捕に乗り出す。ところがライバルでもあるラウ副長官は、リーの捜査方法を公私混同と批判、激しく対立する。一方、汚職に関する密告を受けたICACが調査を開始、リーとラウ双方に疑惑の目を向ける。
とにかくテンコ盛り。人がたくさん出てくるし、次々と場面が変わるので、消化不良を起こしそうだが、それがスピード感を生んでもいる。
なにやら最初から三部作(?)という構想らしく、これだけでは大きな謎は解明されないところが不満ではある。「インファナル・アフェア」の向こうをはるなら、一作だけを観ても満足できる作品にしあげてほしかったところ。
香港映画らしさのワタクシ的基準である「屋上が出てくるか」という点は◎
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