Le Passé / 2013 / フランス
4年前に別れた妻マリー・アンヌとの離婚手続きを行うため、イランからアーマドがフランスにやってくる。だが、到着して知ったのはマリー・アンヌが再婚する予定であること、長女リュシーが何か問題を抱えているらしいことだった。そんな折り、アーマドはリュシーから衝撃の事実を知らされることになる。
みんな饒舌だし、感情をむき出しにしてるけど、それぞれが唯一向き合っていないのが自分自身という感じがした。だから、前半の会話はまわりくどく感じる。後半は再婚する相手サミールの妻の自殺未遂をめぐるミステリー仕立てになっているが、その事実はどういうものだったかは本筋ではなく、そのプロセスを通じて、それぞれが否応なく自分自身と向き合わざるを得なくなっていく。そう考えるとラストは納得できる。子供も含めて、登場人物の心情を丁寧に描き込んでるなと思った。ただ、こういうのを映画で観たいかというとまた別の話のような気もするよね。。。
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