2013年10月の読書メーター読んだ本の数:27冊
王の二つの身体〈上〉 (ちくま学芸文庫)読了日:10月1日 著者:
エルンスト・ハルトヴィヒカントーロヴィチカーテン 7部構成の小説論読了日:10月2日 著者:
ミラン・クンデラ美しい子ども (新潮クレスト・ブックス)の
感想ほとんどが既読だったが、1篇ずつ取り出してアンソロジーになるとまた違った味わいに感じる。唯一ディミトリ・フェルフルストは読んでいなかったので、さっそく『残念な日々』を読むことにする。
読了日:10月2日 著者:
ジュンパ・ラヒリ,ミランダ・ジュライ,アリス・マンローほかほんとうの私読了日:10月3日 著者:
ミラン・クンデラ残念な日々 (新潮クレスト・ブックス)の
感想大笑いしながら読んだけど、読むほどに切なさがつのる。「ツール・ド・フランス」はもうサイコー!「収集家」は紋切り型の対立と最後の一文がちょっとあざといかな。
読了日:10月4日 著者:
ディミトリフェルフルストヴェネツィア 水の迷宮の夢読了日:10月4日 著者:
ヨシフ・ブロツキー親衛隊士の日の
感想ニュースを見聞きする度に予想はしていたことだけれど、『青い脂』から7年、ソローキンにある意味これだけ直截的な作品を書かせるほどロシアは大変な事になっているのかというのが一読後の正直な感想。
読了日:10月5日 著者:
ウラジーミル・ソローキン罪人を召し出せ読了日:10月7日 著者:
ヒラリーマンテル丘の上の修道院 ル・コルビュジエ 最後の風景読了日:10月8日 著者:
范毅舜はまむぎの
感想まさしく渦巻き。おもしろかった。
読了日:10月10日 著者:
レーモンクノーベルンハルト短篇集 ふちなし帽読了日:10月12日 著者:
トーマスベルンハルト移民たち (ゼーバルト・コレクション)の
感想静かで印象的だった。移民たちにとっての故郷(故国)とは記憶なのだろう。記憶をたどり、記述することで、その人々が確かに存在したという事実をとどめようとする強い意志を感じる作品でもある。蝶男がたびたび出てくるあたり、移民であったナボコフへのオマージュでもあるのだろう。/ 写真が添えられてというより、写真が先にあって、物語がつむがれたような気がする。/ 「どのように語ろうが、私は対象に公正ではありえないのではないか」という問いは重い。
読了日:10月13日 著者:
W・G・ゼーバルト
消去 上読了日:10月14日 著者:
トーマスベルンハルト消去 下読了日:10月16日 著者:
トーマスベルンハルト設計者 (新しい韓国の文学)読了日:10月16日 著者:
キムオンスロウフィールド館の惨劇 (角川文庫 (5709))読了日:10月17日 著者:
ルース・レンデル目眩まし (ゼーバルト・コレクション)読了日:10月19日 著者:
W・G・ゼーバルトニグロと疲れないでセックスする方法読了日:10月21日 著者:
ダニー・ラフェリエール家出の道筋 (フィクションの楽しみ)読了日:10月22日 著者:
ジョルジュペレックカフカ短篇集 (岩波文庫)の
感想ゼーバルト『目眩し』が下敷きにしたという「狩人グラフス」を読みたくて。
読了日:10月22日 著者:
カフカ土星の環―イギリス行脚 (ゼーバルト・コレクション)読了日:10月24日 著者:
W.G.ゼーバルト空襲と文学 (ゼーバルト・コレクション)読了日:10月25日 著者:
W.G.ゼーバルトカンポ・サント (ゼーバルト・コレクション)読了日:10月27日 著者:
W.G.ゼーバルトシェイクスピア全集 (〔35〕) (白水Uブックス (35))読了日:10月27日 著者:
ウィリアム・シェイクスピア改訳 アウステルリッツ (ゼーバルト・コレクション)の
感想2003年に旧版を読んで以来の再読。
読了日:10月28日 著者:
WGゼーバルト別れ (フィクションのエル・ドラード)読了日:10月29日 著者:
フアン・カルロスオネッティ青の男たち―20世紀イタリア短篇選集の
感想どれも味わい深いが、ランドルフィの「エンカルテ」が深くて印象的。
読了日:10月30日 著者:
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10月は思い立ってクンデラからゼーバルトを集中して読んだ。
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