Lore / 2012 / オーストラリア・ドイツ・イギリス
敗戦で連合軍に拘束されたナチス高官の子供たちがドイツ南部から北部ハンブルグの祖母の家にたどり着くまでを描いた物語。
14歳の少女ローレが、当たり前と思っていた価値観が過酷な旅を通じて揺さぶられ、疑うことや自分で考えるように成長していく様が説明を排した映像でむしろ淡々と描かれる。おそらく感情を揺さぶるような映画にはしたくなかったんだろう、観る側の想像力を要求する。というわけで、邦題はちょっと踏み込み過ぎという感じ。
レイチェル・シーファーという作家の『暗闇のなかで』を下敷きにしているとか。読んでみよう。
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